米津玄師 祖父の職業 レモン農家に仰天「爺ちゃんが…」Lemon

音楽

歌手・米津玄師さんの祖父の職業 (仕事) がレモン農家ではないかと話題だが、米津玄師さんは真相を明かしていない。

米津玄師さんの祖父がレモン農家といわれるには「祖父の死去」「タイトル変更」「紅白歌合戦」などの理由があった…米津玄師さんが語る「Lemon」と祖父の関係とは…

◆米津玄師さんのインスタグラムより

米津玄師 家族構成~父親・母親・姉~祖父母とも仲良し

米津玄師さんの実家での家族構成は父親、母親、姉の4人家族。そして故郷の徳島県には母方の祖父母がおり、子供の頃はよく遊びに行って親しくしていました。

実家の家族と暮らした幼少期は、引っ込み思案で内向的だったという米津玄師さん。家にこもり、あまり人と話すことがなかったといいます。

米津玄師:「まわりの人間が何を言っているのかわからないところがあって。投げかけられても、それに対してどう返したらいいかわからないし、何が正解かわからないっていう感覚がすごいありました。」

そんな子供の頃の祖父との思い出は、今でも深く胸に刻まれているそうです。

帰省したときには祖父と出会って会話していたという米津玄師さんですが、デビューすると多忙になり、頻繁に会えなくなってしまったのだとか。

米津玄師:「最近はとんと会えなくて。じいちゃん、俺が20歳になる前には認知症が出て、ひさしぶりに田舎に行ったときにも俺のことを覚えてなくて、それは仕方のないことだと思うんですけど…そうやって徐々にいろんなものを忘れていく、いろんなものをなくしていく感じだったんです。」

2011年頃、米津玄師さんの祖父は認知症の病気を患ってしまいました。その後、2017年12月に他界されています。

米津玄師:「(じいちゃんが亡くなったときは) ツアー中だったし、ツアー中に曲を作るのも初めての経験で、かなり大変でした。」

米津玄師 祖父の職業がレモン農家といわれる理由~Lemonに変更~

米津玄師さんの祖父の職業 (仕事) がレモン農家ではないかと話題ですが、米津玄師さんは真相を明かしていません

「レモン農家」といわれる理由は、米津玄師さんが楽曲名を「メメント」から「Lemon」に変更したこと。

祖父が亡くなったとき、米津玄師さんは不自然な形で亡くなった遺体の死の謎を解明するという、石原さとみさん主演のTBSドラマ「アンナチュラル」の主題歌を制作していました。

TBS系金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として書き下ろされたこの曲は、大切な人を失った悲しみや喪失感を痛切に歌う1曲。制作にあたっては、米津自身の肉親の死が大きな影響を与えたという

引用:2018年3月13日「音楽ナタリー」

米津玄師:「ひとつ大きかったのは、曲を作っている最中に自分のじいちゃんが死んだこと。」

当初、「メメント」というタイトルで制作していたところを「Lemon」に変えたことで、祖父とレモンの関係が取りだたされるように。

その後、2018年3月14日にニューシングルとして「Lemon」をリリースすると、米津玄師さんはなぜタイトルを変更したのか言及。

ここでは祖父がレモン農家であることを明かすことはありませんでした。

「Lemon」と言う言葉が、ちゃんとそういう部分を表現してくれたのかなって思っています。死の象徴的なアイコンになっている。

直接的な表現は鼻についたんです。「メメント」っていうタイトルをやめたのも、そういう理由で。そういうものをそのまま表現したって面白くないと言うか、下品だなと思うし。

引用:2018年3月13日「音楽ナタリー」

仮タイトルだった「メメント」。”そもそもは人間の死を思う”、”死を歌う曲を作る” ということで決めたそうです。

しかしその後、人間の死を歌う曲で、なおかつタイトルが「メメント」というワードが、過剰で鼻に付いたのだとか。

“胸に残り離れない 苦いレモンの匂い”

「Lemon」に変更した歌詞からは、まるでレモンの匂いと祖父を重ね合わせている印象。

米津玄師さんはなぜ「レモン」というワードを取り入れたのでしょうか。それは「祖母とレモンが何らかの形で深く関係しているから」ということ。

米津玄師:「最終的にこれしかなかった。だったらタイトルは “Lemonだろう” と思ったんです。」

また、「苦いレモンの匂い」というフレーズは、ドラマ「アンナチュラル」の試写会が終わったあとに「曲を直したい」といい、手直したことで誕生しました。

かなり悩み、完成までに長時間を費やした末に生まれたこのフレーズ。結果的に「祖父が “Lemon” の完成まで導いてくれた」と話しています。

こう言うのも変な話かもしれないですけど、じいちゃんが “連れて行ってくれた” ような感覚があるんです。---中略---

じいちゃんが死んだということに対して、じいちゃんに作らせてもらった、そこに連れてってもらったのかなって感じもありますね。

引用:2018年3月13日「音楽ナタリー」

アンナチュラル【TBSドラマ公式】 X (旧:Twitter) より

米津玄師 祖父の職業がレモン農家といわれる理由~紅白出場~

米津玄師さんの「Lemon」は2018年3月14日にリリースされると、その年の年間ランキング1位を25冠達成。大ヒット曲となりました。

  • ミュージックビデオ累計再生回数2億4千万回超え
  • 「オリコン年間デジタルシングル(単曲)ランキング2018」1位
  • 楽曲ダウンロード数200万超え

新ジャンルのような新鮮な米津玄師さんの楽曲は、若者世代を中心に圧倒的な支持を得ました。

当時、音楽番組などに出演することがなかった米津玄師さんですが、「紅白歌合戦には出てくれるのではないか」と期待の声も。

実際のところ、NHK側は米津玄師さんに熱心な出演交渉を行っていましたが、OKが出るまで難航。

最終的にNHK側が「故郷である徳島からの生中継はいかがですか」と提案したことで、急きょ出演を決めています。

祖父への思いが詰まった「Lemon」は特別な曲。祖父の存在も紅白出演を後押ししたようです。

「祖父の他界から1年後となるこの12月の大晦日に、自身の故郷、そして祖父の生きていた土地・徳島でこの曲を歌う事の意味を感じることが出来た為、この度のオファーを受けさせて頂くという結論に達しました」

所属レコード会社にて発表

2018年12月31日、「第69回 NHK紅白歌合戦」に米津玄師さんが初のテレビ歌唱で、初の生出演。

米津玄師さんがいる徳島県と中継がつながると、番組では祖父について触れたようです。残念ながら、わたくしはトークの部分を聞き逃してしまいました。

このとき番組では「米津玄師さんの祖父はレモン農家」と伝えられた可能性が高そうです。放送終了後にはSNSで、米津玄師さんの祖父についてたくさんのコメントが寄せられました。

◆「NHK紅白歌合戦」公式 X (旧:Twitter) より

米津玄師 祖父の職業がレモン農家といわれる理由~SNSコメント~

「第69回 NHK紅白歌合戦」では、視聴者が米津玄師さんの歌唱力に圧倒されましたが、同時に祖父に注目が集まりました。

米津玄師さんの祖父の職業が「レモン農家」であることはSNSの投稿で確認できます。放送終了後の X (旧:Twitter) では、次のようなコメントが寄せられました。

現在は「第69回 NHK紅白歌合戦」を観ることができず、詳細を確認することができませんが、あきらかに「レモン農家」というワードが飛び交いました。

米津玄師 祖父がレモン農家といわれた楽曲「Lemon」動画

TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」主題歌で、祖父を思い作った「Lemon」は、米津玄師さんの公式YouTubeチャンネルで聴くことができます。

2018年3月14日に発売された「Lemon」ですが、楽曲「クランベリーとパンケーキ」と「Paper Flower」も同時リリースされています。

『第69回 NHK 紅白歌合戦』に、白組で初出場させて頂くことが決定致しました。
徳島県からの生中継で「Lemon」を歌唱させて頂きます。是非お楽しみにしてください。

◆YouTubeチャンネル「Kenshi Yonezu 米津玄師」より

米津玄師 祖父への鎮魂歌「Lemon」

2019年5月17日、rockinon.com)」では、祖父を亡くしたある女性が米津玄師さんの「Lemon」に救われたと明かしました。

「Lemon」は、大切な人を亡くした者に深く刺さる楽曲。米津玄師さんは祖父と過ごした子供時代を思い出し、胸が詰まる思いで書き上げています。

祖父を亡くしてから初めて聴いた「Lemon」は、全く別のものに聴こえた。
穏やかなようでいて、激しく、優しいようでいて、鋭く。楽曲の歌詞が、私の心にすとんと落ちてきた。

それは、まさしく、祖父への鎮魂歌だった。

引用:2019年5月17日、rockinon.com)」

祖父を亡くした女性は「Lemon」を聴き、悲しみ、さみしさ、苦しみが自分の感情とリンクし、心を揺さぶられたのだとか。

“夢ならばどれほどよかったでしょう”

こうした歌詞から、米津玄師さんがどれだけ祖父のことを愛していたのかわかります。「また戻ってきてほしい」「また会いたい」、そんな米津玄師さんの切なる気持ちが伝わりました。

“あの日の悲しみさえ あの日の苦しみさえ そのすべてを愛してた あなたとともに”

米津玄師さんにとって祖父は「今でも光」となって輝き続けているようです。

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米津玄師 プロフィール

本名・米津玄師 (よねづ けんし)

生年月日・1991年3月10日

出身地・徳島県徳島市

血液型・О型

身長・188センチ

学歴・徳島県立徳島商業高等学校 卒業、大阪芸術大学附属大阪美術専門学校 中退

2009年、「ハチ」という名義でボカロPデビュー。2012年に本名の米津玄師としての活動をスタートしました。

2018年、TBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌「Lemon」をリリースすると “ミリオン” を達成し、「第96回ドラマアカデミー賞」にて最優秀ドラマソング賞を受賞。

2019年5月、菅田将暉「まちがいさがし」をプロデュースし、2020年には5thアルバム「STRAY SHEEP」をリリースしています。

アルバムは同年の国内年間アルバムランキングで軒並み1位を獲得。そして「第71回 芸術選奨新人賞(大衆芸能部門)」を受賞しました。

これまで「Lemon」「アイネクライネ」「LOSER」「ピースサイン」「灰色と青 (+菅田将暉)」「orion」「Flamingo」「打上花火」「春雷」「パプリカ」「馬と鹿」「感電」、Foorin「パプリカ」、菅田将暉への楽曲「まちがいさがし」などが1億再生超えに。

2024年はNHK連続テレビ小説「虎に翼」主題歌として「さよーならまたいつか!」、映画「ラストマイル」主題歌として「がらくた」などを提供。

6thアルバム「LOST CORNER」をリリースし、TBS「初耳学」に出演しました。

米津玄師さんの公式 X (旧:Twitter) より

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