「世代交代」を宣言していた井上尚弥選手。2019年11月7日のWBSS決勝で、ノニト・ドネア選手に見事 判定勝ちしました!
Nov 7 Saitama Dome Stadium, ready to grab the titles and raise the Muhammad Ali Trophy. Whos with me?!
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WBSS優勝!
ドネア選手は試合終了後、病院へ向かったようです。「自分のパンチをあれだけ耐えた選手はいない」と井上選手を絶賛。
井上選手はパンチをもらい、右目上を出血させるも、諦めず何度も立ち向かいました。それはまるで感動ドラマ。
11回にダウンを奪い、観客を驚かせます。最後は猛攻撃。精神力とスタミナを見せつけられ、鳥肌が立った方も多いのでは!? 井上尚弥の根性に誰もが感動し、尊敬の念を抱いたことでしょう。
3-0という圧倒的な判定勝ちで、WBSSの頂点に輝きました。
11月10日に、同眼窩(がんか)底と鼻の右下付近の2カ所を骨折していることが分かった井上尚弥選手。まずは休養し早く完治するといいですね。
試合終了後、次戦への思いを明かす
井上選手は、「正直、2ラウンドからドネアが2人に見えました。その中で最終ラウンドまでいったことを最大のキャリアとして誇り、また来年から精進したい」と前を向きました。
ドネア選手に対し、「負けられないというドネアの強さ、気持ちの強さ感じた。世代交代という言葉を使ってきたけど、まだまだこれでは世代交代とは言えない。もっともっと強い井上尚弥の姿を見せたい」と謙虚に答えています。
最後に弟の井上拓真選手の敗戦相手、ウバーリ選手の仇を取りたいと次戦への闘争心を見せました。
今後、主要4団体制覇を目標とするなら、候補者はウバーリ選手に加えてWBO王者のテテ選手(南アフリカ)。
まだまだ井上尚弥選手のドラマを見続け、応援していきたいですね。
ドネアにトロフィーを貸出し!?
WBSS決勝の試合翌日、ドネア選手はTwitterを更新。そこにはドネア選手と幼い息子たち、そしてWBSSのトロフィーが・・・
家族で来日し、ホテルに滞在していたドネア選手。息子たちに “試合の翌朝、ここでトロフィーが見られる” と約束したとのこと。息子たちに誓った約束を守るべく、井上選手に「一晩だけ貸してほしい」と丁寧に頼んだといいます。
Twitter動画では、まだ幼く可愛い息子2人が「サンキュー。ミスター イノウエ。コングラッチュレーションズ」と画面に向かって伝えていました。
井上尚弥選手も2歳の長男・明波くんのパパでもあります。2人しか分からない心の深いつながりが、かい間見れました。
決勝戦終了後に抱き合った2人。その姿に感動しましたね。
WBSS優勝賞金は?
プロボクサーは勝っても負けても同じ、契約額が収入。ファイトマネーは、スポンサーが支払います。
最近の海外戦においては、WBO世界同級王座2015の中量級で、メイウェザーがパッキャオ戦で1億2000万ドル(約132億円)が保障されています。
さらに2016年には、パッキャオはブラッドリー戦で2000万ドル(約22億円)が最低保障の報酬でした。
海外戦は知名度の高さや人気によって報酬が変動。
WBSSの優勝で得る井上尚弥選手の報酬は、これ以上になると予想されていました。
しかしトータル推定金額 240万ドル(約2億6000万円)と発表。あの熱戦と盛り上がりから、意外と少ないと思った方も多いのではないでしょうか。
試合前に井上尚弥選手は、フジテレビ「ジャンクSPORTS」に出演し、笑みを浮かべながらこのように明かしています。
井上尚弥:「勝利すれば、豪邸を建てたい。」
大手との契約で、今後大物と対戦することになりますが、高額賞金も得られるとのこと。主要4団体制覇を目指すのなら、険しい道のりが続きそうです。
今回のWBSS決勝の戦いぶりから、何十億円という大豪邸を立てさせてあげたい気分・・・やはり優勝賞金が少なすぎると思ってしまう。