加山雄三 現在の病気病状語る2023「妻と施設入居」病歴 脳梗塞

芸能

加山雄三さんは80歳を過ぎても病気知らずで病歴なしの健康体を貫いてきた。しかし2019年に軽度の脳梗塞、2020年に小脳出血という大病を患ってしまう。

2023年9月12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演し、現在の病状を語っている。

加山雄三 81歳までは病気病歴なし

80歳を過ぎても「フジロックフェステイバル」に出演するなどカッコよく年を重ね、健康体を貫いてきた加山雄三さん。

「若いですね」と声をかけると、「本気で言ってるの?(笑)」と驚いた様子。自覚がないようですが、よくよく考えたところ「現役でいるからじゃないかな」と一言。

引退して現役を退くと、急に気迫がなくなって老け込む人が多いですよね。加山雄三さんは現役でいることで自信を持っているようです。

高齢になり体調を考え、2022年末までのコンサートをもって引退することを発表し、同年「第73回 NHK紅白歌合戦」への出場を最後に人前で歌うことをやめた加山雄三さん。

作曲や絵画など創作活動は続けています。どんなことでも仕事を持ち、目的を持っていれば、毎日に張り合いが出て考え方も若くなるとのこと。

加山雄三さんは日頃の活動だけではなく、エコについても何かできないかと考えているのだとか。

そうしたところ、2020年までに二酸化炭素の排出量の削減を目指す「チャレンジ25」という政府のプロジェクトの応援団キャプテンに。

これだけ意欲的なのは、高校生の時に祖母に連れられて行った神奈川・大雄山での修行が影響しているのかもしれません。

高校時代は父・上原謙さんが芸能界でイケメン俳優として もてはやされている姿に「自分はダメだ」と自暴自棄になり、出家を考えたといいます。

そしてこの時、滝に打たれて悟りの境地を体験。すると汚れた気持ちが洗い流された感覚になり、出家は思いとどまったそうです。

以降、加山雄三さんは1日に2回の水浴びを続けました。81歳まで元気でいられたのは、こうした健康法があったからかもしれません。

加山雄三 現在の病気病状~病名:脳梗塞~

2019年5月、自宅で筋トレ中にバーベルの重さを変えようとしたところ、無理な体勢になり腰を負傷した加山雄三さん。医師の診察の結果、腰椎椎体骨折と判明しました。

さらに2019年11月12日、軽い脳梗塞のため入院していることがわかりました。コンサートは次々延期に。2021年9月20日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」で当時の様子を語っています。

体の不調に気づいたのは2019年8月。妻・松本めぐみさんとお寿司屋さんで食事中のこと、自然と左手が動き出したのだとか。

加山雄三:「アレ?と思って。でも見られたらまずいな、おかしいなと思って触ると、他人の手みたいに全然、無意識なのに…」

帰宅後、妻・松本めぐみさんに「俺、勝手に手が動いてる。絶対に脳がやられてると思う」と伝えると、妻が病院に電話。

病院でMRI、CTスキャンの検査を受けると、「右の脳に軽い脳梗塞を発症している」と医師から告げられます。入院生活を送ると、点滴加療のかいあって順調に回復。

当時、加山雄三さんは所属事務所を通じてコメントしています。

「皆さん、ご心配をおかけしています。今のところ病気による症状は何もなく、自分としてはいたって元気にしていますが、自宅で気づいた時、ただちに病院へ向かった行動が大きな救いだったように思います」

加山雄三さんは早期発見だったため、後遺症はありません。体調に異変を感じた場合は、すぐに病院へ行くよう促しました。

妻・松本めぐみさんの対応が敏速だったこともあり、奇跡と言えるほどの回復につながったようです。

加山雄三 現在の病気病状~病名:小脳出血~

2020年8月、加山雄三さんの所属事務所が「小脳出血」を引き起こしたことを報告しました。

加山雄三さんが自宅でのトレーニング後に水を大量に飲み、咳き込んだことが原因で誤嚥 (ごえん)を起こして嘔吐。救急車で搬送され、緊急入院になったと伝えています。

( 誤嚥とは水分や食物が食道ではなく気管に入ってしまうこと )

しばらくは平衡感覚を失って歩けなくなり、言語障害も起きて話すこともままならない状態に。

2か月ほどで退院した加山雄三さんですがマネージャーいわく、退院当初は話が聞き取りづらくて「もう一度言ってもらえますか?」とよく尋ねたそうです。

加山雄三さんは向上心や好奇心が旺盛。発音を完璧にしたいという強い気持ちがあったようです。このあと、後遺症をなくすため半年間ずっと毎日リハビリを継続。

努力が実ってほぼ回復した今、当時の辛さを「自分でやる気を起こして頑張るしかない」と振り返りました。

大好きな歌が歌えなくなるかもしれないという思いが、リハビリへの奮闘につながったようです。そして、2021年4月に復帰。

現在も週に3、4回は約1キロのウォーキング、滑舌を改善する言語トレーニングを継続中だと話しました。

加山雄三さんは若い頃からスポーツ万能で健康体。高校時代にはボクシングやバンドなどを始め、スキーにいたっては「国体」に2回出場しています。

年を重ね、50歳の時に禁煙し、64歳でお酒も辞めました。以前から健康を意識していた加山雄三さん。今後、大病を患うことのないよう祈りつつ応援していきたいですね。

加山雄三 現在の病気病状を語る「徹子の部屋」

作曲や絵画など創作活動を続けるも、人前で歌うことは引退した加山雄三さん。2023年9月12日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演し、妻・松本めぐみさんとの自宅生活や子供と孫について告白。

冒頭では2020年の小脳出血を振り返り、妻・松本めぐみさんとの会話が一番のリハビリになったと話しました。

加山雄三:「これが何よりですよ。(妻は今) 元気ですよ。もうやたら元気でね、半分元気をもらっているようなもんでね、向こうは年が若いですからね。だからね、あーだこーだ言われるけども、言われた通りおとなしくってことで “はいっ“ ってできるだけ聞いてるんですよ。」

加山雄三さんにとって素直に受け入れることが夫婦円満の秘訣とのこと。そんな加山雄三さんも元気で、2023年8月には「飛鳥Ⅱ」というクルーズ客船に船長の装いで乗船。

加山雄三:「(今は) 時間がありすぎちゃって。絵を描くことが多いんですよ。自画像は難しいんですよ。良く書きすぎちゃいけないしね (笑)」

番組では自画像が公開され、見事な腕前を披露。このほかには子供や孫たちも含め、家族で軽井沢へ旅行したことを明かしました。

加山雄三:「楽しいですよそりゃ。アメリカに住んでる娘がいますから、日本に来てる時に “じゃ軽井沢に行こう“ って、いい時間を過ごしたんですよ。」

加山雄三さんには孫が4人おり、料理研究家の長女・梓真悠子さんの息子2人は成人。女優の次女・池端絵美子さんの娘2人はまだ小さいと紹介されました。

加山雄三:「孫が4人もいるもんなぁ。 みんないい子に育ってんだ。うちのかみさんがえらいからね、はい、はい (笑)」

妻・松本めぐみさんの幸せが自分の人生の幸せだという加山雄三さん。自宅では夫婦ともにおしゃべりなのだとか。

加山雄三:「めし食う時も一緒でね、今もケアハウスで、できた食事を持ってきてくれる。4種類、選べるようになっててね。」

施設の料理はとても美味しく、妻・松本めぐみさんも作らなくていいので喜んでいるとのこと。加山雄三さんも航海に出た時にはよく料理を作っていたので気持ちがわかるといいます。

船の上で作った料理は数知れず。すべてメモに控えていた加山雄三さん。2023年10月12日に初のレシピ本「幸せの料理帖」を出版!

一時は救急搬送され心配でしたが心身ともに元気な姿がありました。今後もパワフルな若大将を応援したいですね。

2023年9月12日放送 テレビ朝日「徹子の部屋」加山雄三 放送内容詳細

2022年でコンサート活動を引退した加山さん。4年前に軽度の脳梗塞、3年前に小脳出血という大病を患ったが懸命なリハビリと、元俳優で妻の松本めぐみさんの献身的な介護のおかげで元気を取り戻した。これからは同世代に向けて「生き方」を発信していきたいと明かす。

加山雄三 病気の看病・借金返済~妻の支え~

これまで加山雄三さんの病気を看病し、支え続けてきた妻・松本めぐみさんは10歳年下の元女優。

日本音楽高等学校に入学すると、在学中にCMソングのコンテストで入選し、「松下電器」のCMガールに抜擢され芸能界入りを果たします。

1964年、ドラマ「七人の孫」「さぼてん」などの出演を皮切りに東宝テレビ部と契約。

以降、女優として映画・テレビで活躍しました。1966年、レギュラー出演した「これが青春だ」の小野雪子は代表作。

1961年から活動を始めた妻・松本めぐみさんは1970年に加山雄三さんとロサンゼルスで挙式すると、主婦業に専念するため芸能界を引退しています。

しかし直後、「若大将をうばった」と妻・松本めぐみさんに対して女性ファンが激怒。脅迫めいた手紙が届くなど、おびえる日を過ごしました。

さらに、加山雄三さんが経営する「パシフィックホテル茅ヶ崎」が巨額の負債を抱え倒産。2人は貧しい生活を送り、玉子1つを分け合って卵かけご飯を食べたことも。

その後、10年かけて巨額の借金を完済しました。脳梗塞などの病気を看病するだけでなく、妻・松本めぐみさんはこのような苦労を乗り越えてきました。

そんなおしどり夫婦の破産生活、馴れ初めについてはこちらです ↓

加山雄三 プロフィール

本名・池端 直亮(いけはた なおあき)

生年月日・1937年4月11日

出身地・神奈川県茅ヶ崎市

血液型・A型

身長・175センチ

学歴・慶應義塾高校、慶應義塾大学法学部政治学科

加山雄三さんの父親は俳優の上原謙さん、母親は女優の小桜葉子さんです。父・上原謙さんは子煩悩で、息子のために自然環境の良い神奈川県茅ヶ崎市へ引っ越しました。

高校時代にはボクシングやバンドなどを始め、スキーにいたっては大学時代に「国体蔵王大会」に出場しています。

1960年春、大学を卒業すると東宝に入社。同年「男対男」で映画デビューし「独立愚連隊西へ」で初主演を務めました。1961年には「夜の太陽」で歌手デビュー。

数々のヒット曲を生み出し、日本のシンガーソングライターの草分け的存在に。近年では俳優活動は行っておらず、主に歌手活動だけでした。

高齢になり体調を考え、2022年末までのコンサートをもって引退することを発表。同年、「第73回 NHK紅白歌合戦」への出場を最後に人前で歌うことをやめています。

2023年はテレビ朝日「徹子の部屋」に出演し、初のレシピ本「幸せの料理帖」を出版。

タイトルとURLをコピーしました