日本中の期待を背負い、心と体のバランスを崩しながらも
ソチ五輪フィギュアで完璧なフリー演技を見せた浅田真央選手(23)。
試行錯誤しながら生きる私たちに、強いメーセージをくれましたね。
ショートの予期せぬ演技から、短時間であれだけ切り替えができた
背景には、母親・姉・佐藤コーチなどの一言が影響したようです。
母親との「約束」とは?
2011年12月、GPファイナル出場のため真央さんはカナダにいました。
すると父親の敏治さん(55)から、突然電話が。。。
「(母親の匡子さんの)容体が良くない」
GPファイナルを欠場し、急いで日本に帰国。
成田空港に到着すると、父・敏治さんからメールが届きました。
「ママは頑張れなかった」
それでも急いで病室へ向かい、扉を開けた真央さんは
母・匡子さんに何度も「真央だよ!!」と叫んだようです。
ですが目を覚ますことなく、48歳という若さで
母・匡子さんは、肝硬変のため天国へ旅立たれました。
「パパ、この魚おいしいんだよ」
悲しみに暮れる父・敏治さんに、気丈に振舞う真央さんがいました。
それは母親との約束があったからだそうです。。。
「いつも通りでいるのよ」
あの完璧なフリープログラムの演技は、そんな母・匡子さんとの
約束が、胸を揺れ動かし改心に繋がったのかもしれません。
枕の横には母・匡子さんの写真。いつも笑顔で見守っているそうです。
今も変わらず、真央さんは心強いお母さんと一緒にいるのですね。
(参考:日刊スポーツ)
姉・舞は「叱り」、佐藤コーチは「死ぬ気で」
真央さんがソチ五輪で、ショート16位という結果から、
6位までに盛り返したのは、他にも2人の力があったようです。
1人目は姉・舞さん(25)。
フリープログラムの当日、朝の公式練習の真央さんを見て
心配になり電話をしたようです。
こんな時、どういう言葉をかけたらいいのか。。。本当は「大丈夫」
と言ってあげたい。。。でも優しい言葉じゃダメだ。
家族だからこそ、あえて厳しく言ったそうです。
「喝を入れるために、叱りました」
姉の舞さんはフリーの演技を見て号泣しています。
どんなに心配したか、伝わりますね。。。
舞さんの言葉が真央さんの胸に響き、あの最高の演技を導いた
といっても過言ではないようです。
時にはライバル、叱咤激励する仲の良さ。素敵な姉妹ですね。
2人目は佐藤コーチ(72)。
真央さんのことを演技中、いつも優しく見守っていますよね。
自身も奥様も娘さんもスケーターで、フィギュア一家です。
ソチ五輪でショートプラグラム16位という結果を見たあと
真央さんの胸をふるわす言葉をかけたようです。
「本番で高熱を出しながら優勝した子もいるのだよ」
「もう後は本当に死ぬ気で行きなさい」
「もし何かあったら先生が助けに行けるから」
自己最高点を出したフリー演技を見たあと「良く頑張った」と
褒めていました。真央さんを見つめるこの表情、印象深いですね。
ショートプログラムから、フリープログラムまでの短い時間の間に
こういった言葉で切り替え、不安と重圧に打ち勝ったのですね。
高橋大輔がソチで号泣!
真央さんのフリープログラムの演技には、高橋大輔選手に限らず
涙した方は多く、プルシェンコやミシェル・クワンという
有名スケーターたちなど、世界中からも賞賛の声が寄せられました。
最後に。。。
浅田真央ちゃん、あきらめない気持ちと感動を心からありがとう。