高橋克典 家庭崩壊をカミングアウト~実母が他界、施設への苦悩~

芸能

 

2019年9月2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演し、家庭崩壊の経験や実母に対する妻との葛藤をカミングアウトしました。

男気あふれる熱い俳優、高橋克典さん。今もなおダンディーで素敵ですよね。私生活では、息子を持つ父親でもあります。

息子を溺愛する理由とは?

 

高橋克典 プロフィール

本名・高橋克典 (たかはし かつのり)

生年月日・1964年12月15日

出身地・神奈川県横浜市

血液型・О型

身長・175㎝

学歴・青山学院大学経営学部中退

父親は音楽教師で、母親も音楽家。3歳から英才教育でピアノを習っていたそうです。1993年には「抱きしめたい」という曲で歌手デビュー。

俳優としても注目され、ドラマ「サラリーマン金太郎」「特命係長 只野仁」は代表作となりました。

生涯独身のイケメン俳優かと思いきや、2004年10月にモデルの中西ハンナさんと結婚。2009年2月27日 には、第1子となる男児が誕生しています。

2010年放送のNHK古代史ドラマスペシャル「大仏開眼」にて、時代劇初出演。同年、「ベストレザーニスト2010」に選ばれ、「皮革親善大使にも就任しました。2020年、「麒麟がくる」で大河ドラマにも初出演しています。

 

高橋克典 子供の成長を楽しむ

高橋克典さんの子供は1人。2009年2月に息子さんが誕生しました。

“チビ克“ という名前で、自身のブログにてたびたび成長を報告。可愛がっている様子が伝わるほのぼのしたプログです。

高橋克典:「意志もはっきりし、生意気になってきたけど楽しいですね~」

ニュースやワイドショーを一緒に観ている時、分からないことを丁寧に解説してあげるといいます。その時の子供の反応が可愛いのだとか。

オムツ替えをしてあげたり、子供の作品に感動し涙を流したり、高橋克典さんの「息子愛」は有名。

夏休みはウォータースライダーやボーリング場が付いているクルーズで旅行。男2人旅もするとのこと。妻にとっても、子供にとっても理想のパパ。

2018年からはスキーも始め、色んなことに挑戦させているようですよ。

 

高橋克典 家庭崩壊をカミングアウト

高橋克典さんは 2019年9月2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」にて、子供の頃の出来事をカミングアウトしました。

それは小学3年のこと。アメリカ大使館に勤めていた祖父が友人の保証人になったといいます。

しかし、祖父はその友人に裏切られ、高橋克典さん一家は一文無しになったのだとか。家族は困難を目の当たりにしていたところ、さらに追い打ちをかけるように、祖父が突然、脳梗塞で他界してしまったそうです。

おじいちゃん子だったため、当時はとても辛かったと振り返りました。そんな苦悩を経験し、人生観が変わったのだとか。

高橋克典:「今、生き直してる感じがします。」

どん底の生活を味わったからこそ、家族を愛し、誠実な姿があるのですね。家庭崩壊後の家族写真はほとんど無く、思い出も無いといいます。

高橋克典:「息子には、そういう思いをさせたくないですね。」

 

高橋克典 子供を溺愛する理由

今現在も “ここまでしかできていない” と壁にぶち当たり挫折することもあるという高橋克典さん。

しかし子供時代の苦しい経験があったからこそ、立ち上がれるといいます。

高橋克典さんが息子を溺愛する理由は、“幸せな家庭を築く“ という思いが人一倍強いから。

父親は十数年前に他界されていますが、母親は2019年時点で89歳。

一度、妻のハンナさんと相談し、母親との同居暮らしを試みたそうです。しかし、思った以上に過酷な日々。

「育ててくれた母親を施設には入れたくない」という葛藤。情が厚く、優しい高橋克典さんはかなり悩んだと思います。

 

高橋克典 実母を施設へ

自宅で母親と暮らすか、施設に入所させるか悩みに悩んで、答えが出たとのこと。

“家族が共倒れになってはいけない“

そのように考え、施設にお願いする決意をしたそうです。

高橋克典:「(母は) 少しずつ僕のことも分からなくなってきている。」

施設では動画や写真を撮り、思い出作りをしていると話しました。

船旅で壮大な海と太陽を目の当たりにした時、自然の偉大さを感じ、命の深さを考えるといいます。

息子の成長と、母親の老いの姿。感慨深く、複雑な思いにもなるようです。

いずれ誰もが抱える親の老い、今を大切にしている高橋克典さんは素敵な親孝行をされていると思いました。

父親としての成長ぶりも素敵ですよね。

 

高橋克典 母親が他界

高橋克典さんが 2019年9月2日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に出演した翌月12日、ブログを更新。10月12日に母親が亡くなったことを明かしました。

「まだ実感がないのです」

「記録的な大型台風の近づく今夜、母が天に召されました。。。」

「駆けつけて教会に行き、、。でもまだ実感がないのです。ものすごく深い大きな喪失感は確実に胸の真ん中に開いているんですが」

「明日も撮影はあるので、もう寝ます。とりあえず横になり目を瞑っときます」

突然のことで、現実を受け止められない様子。その夜は、少し眠ることができたとのこと。

大きく包み込んでくれた母親を失った喪失感がうかがえ、ブログは悲しい胸中が伝わるものでした。

「母には感謝しかありません。ポジティブで朗らかで明るい母ですから、僕はなんとかこの時期を、やり過ごさなければなりません」

「いろんなことを思い出して、近くに座って しばらく一緒に過ごして帰ってきました」

母親が亡くなった直後も俳優業としての撮影の仕事が控えており、気丈に振る舞っていたのではないでしょうか。

こうした高橋克典さんの気持ちは、「家庭崩壊」を一緒に乗り越えた母親だからこそ、人一倍強く思うもの…

母・高橋好子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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