大物ロックミュージシャンの矢沢永吉さん。2019年8月31日放送の日テレ「嵐にしやがれ」に出演しました。バラエティー番組は6年ぶり。
自虐を含め軽快にトーク。生い立ちや過去の仰天エピソードを明かしました!“親しみやすそうな性格” だと、人気急上昇中です。
日テレ「嵐にしやがれ」
プロフィール
本名・矢沢 永吉(やざわ えいきち)
生年月日・1949年9月14日
出身地・広島県広島市南区仁保
血液型・B型
身長・180cm
学歴・広島電機大学附属高校から市立広島工業高校定時制に転向し卒業
若い頃はCAROL
中学2年生の時、スーパースターになると決意。ザ・ビートルズの衝撃を受けます。
学ランのボタンは上まで留めた方がカッコいいと思っていたんだとか。高校卒業後に上京。ロックの本場は“アメリカ!” とのことで、横須賀でアルバイト生活。レコードを売り込むも全く相手にされず、苦労時代が続きました。
矢沢永吉:「”横浜でキメまくってるバンドなんですけど~” って、当時はハッタリ言って売り込んでた(笑)」
いくつかバンドを結成しては解散の繰り返し。1972年、22歳の時に張り紙チラシでCAROLのメンバーを募集し結成。ジョニー大倉さんと髪型をリーゼントにして、革ジャンを着こなすと、カッコ良さから注目を浴びます。
しかし1975年にCAROLは解散。その直後からソロ活動を開始します。1977年、日本ロックソロアーティストとして、初の武道館ライブを開催。
1978年、5枚目のシングル「時間よ止まれ」は第1位を獲得しました。その後、著書「成りあがり」を出版。本は100万部超えを記録します。そしてこの年は、長者番付において第1位に。
1985年には、20世紀最大のチャリティーコンサートに日本代表として参加。海外の大物アーティストと共演を果たしました。2017年、日本武道館における最多公演記録を142回に更新。2018年の東京ドームコンサートでは、国内アーティストの史上最年長記録者に。
矢沢永吉さんは、日本を代表するカリスマ的シンガーです。
コンサート中、殴り合いを名言で制止!?
矢沢永吉さんが30代の人気絶頂だった頃、会場の客層90%は男性ファンでした。
矢沢永吉:「(コンサート会場が) ポマード臭かった(笑)」
男性が大勢集まるライブ客席。ちょっとのことで、よく揉め事が起きていたんだとか。
矢沢永吉:「自分も含めてなんだけど、男って自分を表現するのに勢いづいちゃうんだよね。」
昔はライブ中に「オマエとオマエ、帰れ」とマイクで指示したといいます。当時36歳、日本武道館でライブをしていた時の出来事。歌唱中に客席のある異変に気付いた矢沢永吉さん。
矢沢永吉:「ねえねえねえ、そこのピンあっちに当ててくれる?」
殴り合い中の客席に、照明を当てるように指示。
矢沢永吉:「ちょっとみんなに聞いてもらいたいんだけど、エキサイティングする気持ちは分かるんだけど、コンサートは絶対にハッピーじゃないといけないと思う。」
「本当の意味でみんなの協力が欲しいと思いますし、ヨロシク!」
会場みんなが拍手!
演奏を中止してまでファンに熱く語りかけました。矢沢永吉さんの言葉は、ファンの心にスッと染み入る力があるようです。
“(ファンに対して) マナーが守れないならオレのファンを辞めろ!”
若い頃は、こういった気持ちで突き進んだこともあったとか。しかし現在は・・・
矢沢永吉:「今はとにかく、”皆さんのおかげです” って言ってる(笑)」
ユーモアを交えた楽しいトーク。矢沢永吉さんのカッコ良さと面白さを味わえる、貴重なバラエティー番組でした。
矢沢永吉さんは9月4日、7年ぶりに待望のニューアルバム「いつか、その日が来る日まで…」をリリース。矢沢永吉さんの渋みを増した歌声に聴き惚れるのもいいですね。