ミュージシャンとして活動するGACKTさん。演技力も高く役者としても注目を集めている。GACKTさんが演技を続ける理由には、亡き俳優・緒形拳さんの言葉があった。
GACKTさんが恩人・緒形拳さんについて涙の告白。GACKTさんの演技力の源とは…
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GACKT 演技力は緒形拳の指導~涙の告白~
2019年5月2日放送のフジテレビ「直撃!シンソウ坂上」ではGACKTさんに密着取材。亡き恩人・緒形拳さんとの思い出を語りました。
2007年、NHK大河ドラマ「風林火山」で上杉謙信役を演じたGACKTさん。当時、キャストが発表されると「GACKTが時代劇?」などと多くのバッシングを受けています。
さらに、上杉謙信役のポスターが街に貼りだされると長髪でビジュアル系の姿から、「こんなの上杉謙信じゃない」という声が広がりました。
これから頑張ろうとしている矢先、精神的に追い込まれる事態に。
GACKT:「本当にツラかった…」
しかし、その苦悩を共演者の緒形拳さんが救います。
緒形拳:「 緒形拳が “(GACKTは) できている” そう言ってるんだ。自信を持ってやれ。大丈夫だよ、パパが付いてる。」
番組では涙を流しながら、緒形拳さんからの言葉を明かしました。
GACKT:「役者はメインではないです。」
しかし今、俳優業にチカラを注ぐには理由があるとのこと。
緒形拳:「ガッ君な、今の演技じゃあ、俺は口説けん。本番までにしっかり仕上げてこい。」
それは緒形拳さんからの熱い演技指導。緒形拳さんを口説くシーンの時には叱咤激励してくれたのだとか。役者としての心意気や演じ方を教わり、父親のように慕っていたそうです。
GACKT:「せっかく教えていただいたことなので、役者を辞めるというのは裏切りに感じる。」
緒形拳さんのおかげで、初めて誰かのために頑張ろうと思えたGACKTさん。「風林火山」の撮影終了後も2人の付き合いは続きましたが、1年も経たないうちに緒形拳さんは肝臓がんのため71歳で他界。
しばらく何も手につかない状態になったといいます。亡くなる1週間前に「蕎麦屋へ行こう」と約束していたのだとか。涙を流しながら話す姿、悔しさと悲しみの深さが伝わってきました。
さらに、亡くなった後に知らされた事実が…。実は当時、緒形拳さんは体調不良にも関わらず「ガッ君が待ってる」と言い、つらい表情は一切出さず無理をして撮影に来ていたとのこと。
GACKT:「俳優を続けるのは、緒形拳さんにもらったものを止めたくないから。それだけ。」
GACKTさんもまた、緒形拳さんの笑顔を見るために現場に行くのが楽しかったそうです。
「今も心の底から会いたいと思える人」
弱い姿を見せずいつも凛としたカッコいいGACKTさんですが、熱く込み上げ声を震わす場面は、真のGACKTさんを見たような気がします。
フィリピンで、「ストリートチルドレンの独立支援プロジェクト」を立ち上げ活動するGACKTさん。尊敬できるアーティストですね。
GACKT 「風林火山」の演技力は高評価
「風林火山」の上杉謙信役にGACKTさんの名前があがった際は、驚きの声で溢れました。
これまで大河ドラマで上杉謙信役を演じたのは、「天と地と」の石坂浩二さんや「武田信玄」の柴田恭兵さんというそうそうたる俳優陣だったからです。
俳優ではない、ビジュアル系ミュージシャンの起用は異例。しかも脇役ではなく、ドラマ後半の重要人物としての登場でした。「大丈夫なの?」「どうなるの?」という不安の声も。
ところがいざ放送が始まってみると、GACKTさんの美しさやカリスマ性のカッコ良さに引き込まれる人が続出。
軍神、毘沙門天の化身とまで謳われた長尾景虎 (後の上杉謙信)のイメージが重ねられ、印象が変化していきました。
さらに歴史的にはあり得ない髪型や甲冑、容貌、華やかな衣装も効果があり、しだいに「GACKT謙信」がドラマ全体のイメージを作り上げていきました。
内野聖陽さん演じる山本勘助の生涯を描いた「風林火山」は、2007年に放送された大河ドラマでは最高視聴率22.9%を記録。(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)
放送終了後にはGACKTさんの大河写真集やDVDまで作られました。また、上杉謙信役がハマり役となったGACKTさんは、新潟県で開かれた「謙信公祭」の出陣行列などにも出演。
新潟県上越市の町おこしに携わる存在となっています。「風林火山」では、GACKTさんの演技力と容貌が認められました。
GACKT 演技力で石坂浩二を越す
NHKの「大河ドラマ」といえば他のドラマは違い、およそ1年間にわたり歴史上の人物の生き方を描いていきます。
戦国時代や江戸時代をわかりやすく描いているため、若い人たちにも大人気。ゆえにキャスティングも重要となってきます。
これまで何人ものベテラン俳優が演じてきた「上杉謙信」。
2022年11月13日から11月20日にかけ、「大河ドラマの『上杉謙信』役で一番好きなのは?」というアンケートを「ねとらば」が実施しています。
計815票のアンケート投票で第2位となったのは、160票を獲得した石坂浩二さん。そして第1位に輝いたのが、421票という倍以上の数字を獲得したGACKTさんでした。
大物ベテラン俳優を抑えた要因は、演技力もさることながら圧倒的な存在感。その後、GACKTさんは「翔んで埼玉」を大ヒットさせています。
━━━\閉幕🚩/━━━
埼玉の
埼玉による
埼玉のための大感謝祭🎊参加してくれた同志の皆さん
ありがとうございました!映画公開まであと少し🎬
どうぞ楽しみにお待ちくださいたま🙏#GACKT #二階堂ふみ #加藤諒 #益若つばさ #アキラ100% #はなわ#翔んで埼玉 #翔んで埼玉の日 #埼玉県民の日 pic.twitter.com/J2DRGbVL9V— 映画『翔んで埼玉』公式 (@m_tondesaitama) November 14, 2023
GACKT 演技力が活かされ「翔んで埼玉」が成功
2019年2月23日、「MOVIE WOLKER」では「翔んで埼玉」の映画監督・武内英樹監督とコミック作者・魔夜峰央さんが対談。
映画の成功はGACKTさんの存在感だったと語り合いました。また、二階堂ふみさんの確かな演技力で映画はインパクト大に。
作者の魔夜峰央さんにとって、とりわけ大好きなのが百美と麗のキスシーンだったとか。
魔夜峰央:「麗と百美のキスシーンの美しさは完璧でした。もう大満足。完全に私の描く世界と合致していた。」
このキスシーンは撮影初日でしたが、2人の演技力から映画のヒットを誰もが実感。二階堂ふみさんとの融合は驚きを隠せなかったようです。
GACKTさんの存在感、美術、衣装、芝居、すべてがピタッとハマり、最高のスタートを切れたのだとか。
武内監督が役者たちに求めたのは、とにかく「どマジ」にやるということ。出演者たち「これは大河ドラマなんだ」と口をそろえたといいます。
「ダさいたま、くさいたま」などというセリフであろうと熱量は大河ドラマ並み。その中でもGACKTさんの熱意に驚かされたという武内英樹監督。
「実際にご一緒してみると、GACKTさんはものすごく真面目な方で。求められていることをどのように表現しようかと真剣に考えて、さらにそれを越えようとしてくださる。それは驚くほどでしたね。
初めて顔合わせをした時に『ダさいたま、くさいたま…』というセリフを言っていただいたいんです。
GACKTさんはリズムよく『ダさいたま、くさいたま…』とものすごくせつない表情で言ってくださった。めちゃくちゃおもしろくて、さすがだ!と思いました」と絶賛の声が止まらない。
GACKTさんの演技力の高さの理由は、こうしたストイックに取り組む姿勢や表情の使い方、表現力が並外れていることかもしれません。
GACKT 演技力がパワーアップ「翔んで埼玉2」続編公開!
埼玉県の自虐ネタが盛りだくさん、魔夜峰央さんのギャグ漫画を実写化して話題を呼んだ映画「翔んで埼玉」。興行収入37.6億円の大ヒットを記録しました。
そして、ついに「翔んで埼玉」のシリーズ第2段、映画「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」が2023年11月23日に全国公開!
超強力なキャラクターであるキャストたちが勢ぞろい。公開前から、色んな場所でコラボイベントも開催されています。
- JR大宮駅にて ポップアップストアの出店決定!映画オフィシャルグッズやフジテレビ限定商品の販売、 実際に劇中で使用した「路線族」の衣装展示など
- 公開記念 西武鉄道&近江鉄道スタンプラリー開催
- LINE ポコポコ、映画をモチーフにした期間限定のコラボステージが登場
2023年11月14日、“埼玉県民の日” を祝して、「映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』公開記念 埼玉の埼玉による埼玉のため大感謝祭」が開催されました。
GACKTさんは改めて映画の魅力を語っています。
「この作品は結構、革命的な作品なったんじゃないかなと思います。映画は静かに見なくちゃいけないという風潮を埼玉県の“笑いの怒号”が壊し、それが全国に拡がって新しい映画感のあり方になったのかなと。」
「見ていただければ分かりますが、この映画は多くのパクリ疑惑があります。なのでSNSで拡げないでください。公開中止が早まります。大人の本気の茶番劇だと、大きな心で受け止めていただければ幸いです。」
自虐ネタが盛りだくさんの「翔んで埼玉」。GACKTさんといえば過去にパクリ疑惑で謝罪したことも。会場はGACKTさんのこうしたトークで笑いに包まれました。
埼玉県民としては寛大に受け止め、ぜひ応援したい映画です。
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映画「#翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」公開記念 西武鉄道&近江鉄道スタンプラリー開催🎊
映画の舞台である埼玉には西武鉄道/滋賀には近江鉄道がある!!ということで、東西を巡る(!?)ラリーを企画✨
埼玉解放戦線の皆さまをお待ちしています!
※西武線はロケ地じゃないのにゴメンなさい。 pic.twitter.com/vTCRPSTsjG— 西武鉄道イベント情報 (@seibu_event) November 15, 2023
GACKT プロフィール
本名・大城ガクト (おおしろ がくと)
生年月日・1973年7月4日
出身地・沖縄県那覇市
血液型・A型
身長・180センチ
学歴・愛知県立守山高校卒業、京都学園大学中退
高校卒業後にバンド「Cains feel」を結成。知人の紹介で、MALICE MIZERのメンバーと出会い、加入することで上京しました。1995年~1999年まで、2代目ボーカルを務めています。
以降はソロとして活動し、2005年に自身初の東京ドームライブを決行。2007年には役者としてNHK大河ドラマ「風林火山」に上杉謙信役として出演しました。
さらに、同年リリースした「RETURNER 〜闇の終焉〜」にて、自身初のオリコンシングルチャート初登場1位を獲得。
2009年、芸名を「Gackt」から「GACKT」に変更し、翌年には自身のバンド「YELLOW FRIED CHICKENz」を従え、ヨーロッパツアーを成功させました。
2012年、GACKTさん原作・脚本・演出・主演の舞台「MOON SAGA -義経 秘伝- 」を開催。2020年は「第43回 日本アカデミー賞優秀主演男優賞」を受賞しています。
2019年、映画「翔んで埼玉」が大ヒット。2023年は映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」が公開され、「コンフィデンスマンJP -プリンセス編-」に友情出演。