門脇麦 病気 急性喉頭蓋炎で入院「死で気づいた…」いつ何歳で発症か

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門脇麦さんが「徹子の部屋」で死に直面した病気を語った。門脇麦さんの病名は「急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん)」。2015年10月、23歳の時に発症している。

門脇麦さんは病気「急性喉頭蓋炎」の原因・理由を分析。症状、治療法、入院期間、後遺症は…

門脇麦 病気 病名は「急性喉頭蓋炎」いつ何歳で?

門脇麦さんは中学2年生の時にプロのバレリーナの夢をあきらめ、映画に感動し女優の道を決意。高校時代に両親へ思いを告げると猛反対されました。

しかし、自分の意志で大学受験のための塾もやめ、両親に詰め寄ります。

門脇麦:「保証人代わりの両親のOKがなければ、20歳まで事務所に所属できずニート、それとも、女優の仕事を始めるか、どっちがいいですか!?」

結果、両親が折れてオーディションを受けることを許されます。

2011年にドラマデビューを果たした門脇麦さん。その後2~3年までは、重たい役を演じると役柄に影響されてどんよりとした日々を送ったのだとか。

自分ではポジティブで男っぽい性格だと思っていたため、戸惑ったといいます。

門脇麦:「ストイックに仕事に取り組んでいて、撮影が終わると家に直帰して台本を読んで、寝て……と役柄中心の生活だったんです。」

20歳になり、お酒を飲むようになってからはオンオフの切り替えが上手に。

そんな矢先、2015年10月、23歳の時にNHK BSプレミアムで放送された「世界はひばりを待っている」のクランクイン前日に急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん)で緊急入院。

同年には連続テレビ小説「まれ」にも出演し、11月にはドラマ「火花」のクランクインも控え多忙でした。当時、緊急入院はヤフーニュースにもなっています。

門脇麦 病気「急性喉頭蓋炎」所属事務所が報告

2015年10月30日、門脇麦さんの所属事務所は「重症ではなく、すぐに退院できると思います」と説明しました。喉の異変を感じて都内の病院を受診し、そのまま検査入院。

この時、門脇麦さんはお笑いコンビ「ピース」の又吉直樹原作である芥川賞受賞作のドラマ「火花」にヒロイン役で出演予定。11月にクランクインを控えていました。

このドラマは「ネットフリックス」でも配信予定が決まっている期待作品。万全の体調で臨みたいという門脇麦さんの意向から、「大事をとっての入院」としています。

門脇麦 病気「急性喉頭蓋炎」原因・理由「死で気づいた…」

「重症ではない」と伝えられましたが、実際には死を覚悟する病気。

門脇麦:「死にかけて…、人って簡単に死んじゃうんだなって思ったんです。」

恐怖を感じながら過ごしていたかと思いきや、門脇麦さんには仕事を辞めるという選択肢はなかったのだとか。「どうせ死ぬなら、このあとは人生楽しもう」と気持ちを切り替え。

「人生を楽しむ努力」「強さ」は自分の気持ち次第で、それに対して向き合うことから逃げきたと気づいたそうです。

門脇麦さんは病気の原因について、「アップアップになっていた、現状と心が追いつかなかったんでしょう」と振り返りました。

身体だけでなく心の健康も重要。心身のバランスが整っていないと、あらゆる病気の可能性が高まってしまうもの。

人気女優として、仕事で追われるのは良いことでもありますがストレスになっていたのでしょう。

門脇麦:「好きな仕事だしやりたい仕事を始めたはずなのに、その頃は色んな責任感とか感じていて…。」

もともと門脇麦さんは何事にもストイック。父親がアウトドア好きでサバイバルも体験し、忍耐力もあります。自分を追い詰めてしまったのかもしれません。

引きこもりなど苦しい境遇の役が多かった門脇麦さん。私生活でも役に引っ張られ、自宅のお風呂では泣いていたのだとか。

さらに地方の撮影では、現地ホテルの滞在期間、楽しい気持ちにならないよう引きこもり状態。

門脇麦:「苦しまないと役に対して失礼で、恥ずかしくてできないというのもあって…」

今では、「人間はいつ死ぬかわからない。人生一度きりの人生なのだから楽しくやらなければもったいない」と気持ちが切り替わったそうです。

また、この病気は医学的な原因としてはウイルスや細菌による感染が、喉頭蓋まで広がっていることが主な理由。

急性咽頭炎や急性扁桃炎、気管支喘息、アレルギー性気管支炎のアレルギー反応の悪化なども、原因になり得るとのことです。

門脇麦 病気「急性喉頭蓋炎」とは~症状・治療法~

2015年10月、23歳の時に急性喉頭蓋炎(こうとうがいえん)で緊急入院した門脇麦さん。朝にパッと起きると、喉の腫れが呼吸器官を塞いでしまい息ができなくなったといいます。

その後、病院に行くと医師から「このままじゃ死んじゃうから、大学病院に行ってください」と告げられることに。大学病院では鼻から管を通して、1週間の入院生活を送りました。

門脇麦:「撮影現場に病院から通いました。」

「急性喉頭蓋炎」とは

喉頭に限局した急性炎症のことを指す耳鼻咽喉科救急疾患の1つです。

喉頭蓋をはじめとする喉頭組織の発赤・腫脹をきたし、重篤化すると窒息死する可能性のある危険な疾患であるため、緊急気道確保が必要となることもあります。

インフルエンザ菌をはじめとする細菌感染が原因として多いとされますが、自己免疫性疾患、糖尿病、頸部への放射線照射、喫煙などが背景に隠れていることがあります。

また、薬剤などによるアナフィラキシーや、気道熱傷(火災など)での発症報告もあり、さらには魚骨などの異物が原因となることもあります。

引用:「順天堂大学医学部附属順天堂医院」耳鼻咽喉・頭頸科

症状として、早期においては発熱、咽頭痛、嚥下痛、嚥下困難を訴える方が多いとのこと。重症化すると含み声、呼吸困難感などの気道症状、頸部痛、飲食ができないなどといった症状も。

治療法は、進行すると気道狭窄による窒息の可能性があるため、症状が軽くても原則入院加療が必要で、抗菌薬およびステロイドの点滴加療になるそうです。

門脇麦 病気「急性喉頭蓋炎」~現在の後遺症~

門脇麦さんは現在、後遺症もなく元気に女優として活躍中。「急性喉頭蓋炎」は一般的には、再発するとは言われていません。

ただ、扁桃や喉頭蓋付近にできた囊胞(のうほう)が炎症を起こし、喉頭蓋まで広がったようなタイプなら、何度か繰り返すこともあるようです。

「急性喉頭蓋炎」を患い、死に直面した後は気持ちが一新。門脇麦さんがインタビューで発言した言葉は、ファンを元気にさせてくれます。

  • 死にかけたときに、人間ってあっという間に死んじゃうものなんだ。だったら楽しんで生きたほうがいいなって考えに変わって、楽しむための努力をするようになりましたね。
  • 役も引きずらなくなり、家で泣かなくなりました。すると心だけでなく体も楽になっていきました。
  • 強く柔らかくなりました。
  • 「私これぐらいしかできません、すいません、でも頑張ります!」そういうふうに言えるようになってから、少しずつ強くなっていったような気がします。

役者に対する野心や熱量は変わらないという門脇麦さん。むしろ病気を患ったからこそ強くなったようです。そんな門脇麦さんの今後の活躍が楽しみでなりません。

無理せず、心身ともに健康な状態での活躍を応援したいですね。

門脇麦 病気「急性喉頭蓋炎」~徹子の部屋で語る~

2023年10月31日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」に門脇麦さんが出演。実家の家族や急性喉頭蓋炎での緊急入院を振り返した

門脇麦:「死んでしまうかもしれないというところまでいったので…ICUで1週間くらい治療しました。」

死がよぎるほどの病気。原因についても明かしています。

門脇麦:「ストレスと忙しさが原因だったりしたので…わりと我慢しちゃう性格で、つらくても “大丈夫です“ というのが口癖なので…」

我慢しすぎてはいけないということを身をもって感じたそうです。

門脇麦:「つらいときは “つらい“ と言うことも、ひとつの勇気だなって。」

せっかく好きで始めた女優の仕事。しだいに忙しくなり、プレッシャーと闘い、しんどくなっていったのだとか。

門脇麦:「ストイックすぎず、ゆるめるところはゆるめて楽しもうと…」

今、趣味は釣りとキノコ観察だそう。オフの時には朝3時に起床し、夜行バスで釣りに行くこともあるのだとか。

釣った魚を美味しく食べるのが目的で、魚は自らさばくという門脇麦さん。番組ではタチウオを掲げる写真や、刺身の写真を公開しました。

緑豊かな地方の撮影現場ではキノコ観察。門脇麦さんは、自然に触れることでパワーをもらっているのかもしれません。生き生きと話す姿が印象的でした。

門脇麦さんの父はエリート企業でアウトドア好き!?実家の仰天エピソードとは…。詳細はこちらからどうぞ ↓

2023年10月31日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」門脇麦 番組内容詳細

父の仕事の都合で5歳までニューヨークで暮らしていた門脇さん。帰国後にバレエを習い始め、プロを目指しレッスン漬けの日々を過ごしていたが中学2年生のときに挫折し、芸能界に進路を変更。

デビューしてからは目まぐるしく忙しい日々が続いたが、限界でも言い出せなかったという。そんな中、急性喉頭蓋炎で緊急入院をすることになり、自身を見つめ直したと明かす。

実は、釣りが趣味だという門脇さん。他にも意外な素顔が次々と!

門脇麦 プロフィール

本名・門脇麦 (かどわき むぎ)

生年月日・1992年8月10日

出身地・アメリカ合衆国 ニューヨーク州

血液型・B型

身長・160センチ

学歴・世田谷区立明生小学校、桐朋女子中学校、都立狛江高校

2011年にドラマ「美咲ナンバーワン!!」で女優デビューしました。2013年の映画「スクールガール・コンプレックス~放送部篇~」で映画初主演。

2014年公開の映画で、「キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞」ほか、多くの映画賞を受賞しています。2015年にはNHK連続テレビ小説「まれ」、2016年には単独の初主演映画「二重生活」に出演。

2018年に「エランドール賞新人賞」、2019年は映画「止められるか、俺たちを」で「ブルーリボン賞主演女優賞」を受賞しています。

2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」ではヒロイン役に抜擢。

2023年、ドラマ「リバーサルオーケストラ」「ながたんと青と-いちかの料理帖-」、映画「渇水」「ほつれる」、「徹子の部屋」、舞台「ねじまき鳥クロニクル」などに出演しています。

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