やす子 児童養護施設なぜ 理由は事故「いじめで便所飯」施設はどこ?

芸能

お笑いピン芸人のやす子さんは16歳から高校3年間、児童養護施設で過ごしていた。やす子さんは児童養護施設になぜ入ったのか、その理由をこれまでのインタビューで語っている。

やす子さんが通った児童養護施設の場所はどこなのか、施設での生活とは…

やす子さんの公式 X (旧:Twitter) より

やす子 児童養護施設なぜ入ったのか~理由は両親の離婚~

やす子さんが児童養護施設に入ったのはいつなのか、何歳なのか話題に。やす子さんが児童養護施設に入った年齢は16歳。宇部中央高校を卒業する18歳で退所しています。

( 兄弟に5歳下の妹がいますが、やす子さんと妹が一緒に児童養護施設に入ったのかは不明 )

やす子さんは児童養護施設になぜ入ったのか、その理由は2歳のときに両親が離婚し、父親と離れて暮らすようになったこと

ここでやす子さんの人生の歯車が狂い始めてしまいました。

やす子:「あまり家庭環境は良くなかったです。両親は (わたしが) 2歳ぐらいで別れてるので…」

離婚後は妹と共に母親に引き取られましたが、母親は朝早くから夜遅くまで仕事を抱えていました。女手一つで子育てする母子家庭、とても厳しい生活環境だったといいます。

やす子:「いつも働いているイメージで “大変そうだな~” っていう…生きるために必死だったかな。」

当時は友達に家庭環境が悪いことを知られたくないと思い、明るく振る舞っていたというやす子さん。

2023年には離れて暮らしていた父親から、22年ぶりに「もしかして安井かのんさんですか?」と、やす子さんのSNSに本名を記載した連絡が来たのだとか。

やす子さんの父親の職業は元自衛官。2歳で離れたため、どんな父親かわからずにいましたが、会いたい気持ちが募り再会したそうです。

やす子:「自分の生き別れた父親と会うことができたんです。芸人になってすごい縁が広がりました。」

やす子さんの父親がどのようなことを語ったのか気になるところです。

やす子 児童養護施設なぜ入ったのか~理由は生活費~

やす子:「学費も払えなくて散々な状況で、”人生をやめちゃおうかな” って思ったときがありました。」

やす子さんは児童養護施設になぜ入ったのか、その理由は母子家庭になり、生活費がくるしかったこと。これまでやす子さんはインタビューで貧しい暮らしを次のように明かしています。

  • 小学校の水道水をペットボトルに入れて自宅で食器を洗っていた
  • 洗濯機がないため、シャンプーで体操着を洗った
  • 給食がない夏休みは、スーパーに安売りされていたパンの耳を大量に買い込んで乗越えた

児童養護施設に入ると、生活が一変したのだとか。

やす子:「”こんな幸せな世界があるのか!” って、”こんなに3食を食べられる世界があるのか!” って思って感動しました。」

食生活は落ち着いたものの、施設では少額のお小遣い制。流行のキャラクターグッズなどは変えず、学校に持って行くスポーツ用具もボロボロだったといいます。

お小遣いの中で何とかやりくりしていたやす子さん。ランドセルや鉛筆などは匿名で贈ってくれる方がいたため、とても助かったとのこと。

「それがすっごくうれしかったんです。誰かが自分たちのことを気にかけてくれるんだなということが、すごくうれしいんですよ。周りの人は壮絶な家庭環境の子が多かったので、本当に愛が足りないという感じだったんです。愛情に飢えてる子ばっかりだったので」と振り返る。

引用:2024年7月24日「マイナビニュース」

2019年、やす子さんはピン芸人としてデビュー。元自衛官であることをいかしたネタで注目を集めました。

その後、2021年に日テレ「おもしろ荘2021」で大ブレイク。2023年には「上半期ブレイク芸人ランキング」の1位に。今は子供食堂を開きたいと意欲的です。

やす子:「母子家庭でなかなか厳しいときもあって、“これ食べたいのにな”とか、“お腹いっぱい食べたいな”って思ってたときがあって…子供食堂みたいなものがあったんですけど、そこにお世話になったりして。」

貧しい食生活を経験したやす子さんは、今の子供たちにお腹いっぱいに食べてほしいと話しました。

やす子 児童養護施設なぜ入ったのか~理由は交通事故~

やす子さんは児童養護施設になぜ入ったのか、その理由は命を落としそうになった交通事故。これがきっかけで16歳のときから母親と疎遠状態になり、児童養護施設に入りました。

やす子:「14歳か15歳のときに、交通事故に遭って、九死に一生を得て…。そこから人間関係も家庭環境も悪化して、親元を離れて生活していました。」

母親や妹と貧しい暮らしを送っていたやす子さん。16歳から22歳までの6年間、母親と一切会うことはなくなりました。

2023年1月30日放送のフジテレビ「突然ですが占ってもいいですか?」では、児童養護施設に入っていた高校時代の同級生から、仲間外れにされていたことを告白しています。

やす子:「3年間ずっと便所でご飯を食べて、あとは図書室で過ごしていました。学生時代は人とコミュニケーションがとれなくて、浮いてるというか端にいるような感じで。」

やす子さんがいじめられた理由は、施設にネチネチとした子がいて「○○ちゃんって、ほんと女子だよね」と言ったことがきっかけだったそうです。

そうした児童養護施設時代を経た今、芸能界の居心地がとてもいいというやす子さん。社会だと変わってるなと思われることも、それを強みに全部受け入れてくれるので過ごしやすいと話しました。

今となっては母親との関係も修復し、妹も含め3人で家族旅行や食事に行く仲良し親子になっています。

◆やす子さんの公式 X (旧:Twitter) より

やす子 児童養護施設をなぜ退所したのか~理由は自立~

色々な家庭環境の事情により保護者がいない場合、児童養護施設は1歳から18歳までの子供を受けつけています。

ただし、特に必要がある場合は乳児(1歳未満)から20歳までの延長が可能。

やす子さんは「大人になったら誰も助けてくれない」と思い、自立を理由に児童養護施設を18歳のときに退所しました。そして自衛隊に入隊。

やす子さんはなぜ自衛隊に入ったのか、その理由をインタビューで明かしています。

やす子:「山口県で衣食住がそろってるのが、パチンコ屋さんと自衛隊しかなくて。パチンコ屋さんが落ちたので自衛隊に入らざるをえなくて入りました。”助けてくれ~” って思いで (笑)」

20歳になると上京して清掃員のアルバイト。21歳のときに友達から「芸人をやろう」と誘われました。

やす子:「今すごく楽しいです!狭い世界にいたので。地上ってこんなに楽しいんだ!って!」

◆やす子さんの公式 X (旧:Twitter) より

やす子 児童養護施設なぜ非公表だったのか「理由は同情と疑い」

やす子さんは2024年放送の日テレ「24時間テレビ」に出演するまで、児童養護施設にいたことを明かすことはありませんでした。

なぜ明かさずにいたのか、その理由についてインタビューで答えています。

やす子:「友達とかに、”養護施設にいて…” という話をすると、ちょっと引かれたり、タブーな存在になってきて、言わなくなっちゃったんです。芸人になってからも、養護施設にいたっていうことで、“かわいそう”って思われて、偽りで明るくやってると思われるんじゃないかと思ったんです。」

同情されたり、空元気なのではないかと思われるのを避けるため明かさずにいたのだとか。

やす子:「最初は (児童養護施設にいたことを)、 “今は言わないようにしよう” ということになってました。 “元気で明るいやす子” というキャラクターがある中で話すと、テレビを観ている人が “かわいそうだ” とか、”嘘で元気にしているんじゃないか” とか思われるんじゃないかと…

やす子さんにとって児童養護施設にいたことが、今でも重荷になっていたようです。

やす子 児童養護施設なぜ公表したのか「理由は自分の意志」

2024年8月31日~9月1日放送の日テレ「24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?」では、やす子さんがチャリティーマラソンのランナーとして出演。

今回は「全国の児童養護施設に募金マラソン」と題し、色んな事情で保護者と生活できなくなった子供たちを支援します。

やす子さんの提案で、全国600カ所以上の児童養護施設に募金することに。ランナーとして走ってる間、募金受付のQRコードが映される仕組み。

事前インタビューでは、児童養護施設にいたことを公表した理由を次のように明かしています。

やす子:「ランナーに選んでいただくにあたって、自分がずっと思ってた、…例えば “養護施設の奨学金を作りたい” とか、そういう思いがあったので、どう思われるかわからない恐怖はあったんですけれど、”チャリティーランナーをやらされているわけじゃなくて、自分の意思で走っている” ということをあらわす上で、ちゃんと本音をぶつけてみようという感じで公表させていただきました。」

今回走ることになり、実際に現状の児童養護施設に行ってきたというやす子さん。子供たちがみんなとても明るく過ごしており、世間に知ってもらいたいという気持ちになったのだとか。

やす子:「養護施設にいる人たちをもっと知っていただいて、注目していただいて、もっとそこにいる子供たちが豊かになればいいなと思ったんです。」

「24時間テレビ」では、児童養護施設時代の思い出、そして今の施設の子供たちへの思いを語っています。

◆2024年8月31日~9月1日放送の日テレ「24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?」やす子 番組内容詳細

今年のチャリティーマラソンは「全国の児童養護施設に募金マラソン」

チャリティーマラソンは、1992年から33回目で初めてのカタチ「全国の児童養護施設に募金マラソン」に。マラソンランナー・やす子の〝チャリティーへの想い〟に直接つながる目的別募金を新設します。

寄付金の全額が目的別募金として全国600カ所以上の児童養護施設のために役立てられるというもの。制作発表会見には「全国の児童養護施設に募金マラソン」に挑戦するやす子が登場。

実は高校時代に児童養護施設にお世話になっていた時期があるというやす子は「一人でも多くの人が児童養護施設の子どもたちのことを気にかけてくれるよう一生懸命走ります!」と、今回のチャリティーマラソンにむけた想いを語りました。

◆「24時間テレビ」公式 X (旧:Twitter) より

やす子 児童養護施設の場所はどこ?

やす子さんが入所した児童養護施設の場所はどこなのか話題ですが、これまで公表されていません

しかし出身中学が「西岐波中学校」で「宇部中央高等学校」に通っていたため、山口県宇部市床波の近辺といえそうです。

宇部市の児童福祉施設は数件ありますが児童養護施設はなし。しかし近隣の市内には3件の児童養護施設があり、次の施設である可能性が高そうです。

  • 山口育児院:山口市
  • 小野田陽光園:山陽小野田市
  • 清光園:山口市

2024年8月31日~9月1日放送の日テレ「24時間テレビ47 愛は地球を救うのか?」では、やす子さんがあらゆる児童養護施設を訪問すると告知されました。

もしかしたら、お世話になった児童養護施設を訪れるかもしれません。やす子さんは全国の児童養護施設で暮らす子供たちを思いながら、チャリティーランナーとしてゴールへ。

今後も底抜けに明るくてまっすぐなやす子さんを応援したいですね。

やす子:関連記事

児童養護施設は子供たちのために季節のイベントを行っています。「小野田陽光園」も心温まるイベントがたくさん ↓

「小野田陽光園」のインスタグラムより

やす子さんの公式 X (旧:Twitter) より

やす子さんは児童養護施設から3年間、宇部中央高校に通いました。

グーグルマップ「宇部中央高校」

やす子 プロフィール

本名・安井かのん (やすい かのん)

生年月日・1998年9月2日

出身地・山口県宇部市

血液型・A型

身長・154センチ

学歴・山口県立宇部中央高等学校

やす子さんは高校卒業後に陸上自衛隊へ入隊。大久保駐屯地の施設科部隊に配属され、ドーザ手(ブルドーザーオペレーター)として2019年まで2年間勤務しています。

友達の誘いがきっかけで、2019年8月、ピン芸人としてデビュー。2021年の元旦に放送された日テレ「おもしろ荘2021新年SP」で注目を集め、人気が上昇しました。

2021年1月からTBS「サンデー・ジャポン」のリポーターを務め、4月には「宇部ふるさと大使」に就任。

2023年には「anan AWARD 2023 リプライ部門」を受賞し、「上半期ブレイク芸人ランキング」の1位に。

2024年はTBS「A-Studio+」、日テレ「24時間テレビ」のチャリティーランナー、日テレ「ぐるぐるナインティナイン」の新メンバーになり活躍しています。

「ぐるナイ」公式 X (旧:Twitter) より

タイトルとURLをコピーしました