二宮和也「パワハラですよね」 演技力が高い理由~過酷だった役を告白【初耳学】

芸能

 

2022年8月14日放送のTBS「日曜日の初耳学」に二宮和也さんが出演。俳優人生で最も過酷だった仕事を告白。

今も忘れられないという辛いエピソードとは? 実はジャニー喜多川さんの策略だった!?

また、演技力が高い理由についても明かされました。

 

二宮和也 プロフィール

本名・二宮 和也(にのみや かずなり)

生年月日・1983年6月17日

出身地・東京都葛飾区

血液型・A型

身長・168cm

学歴・立志舎高等学校

アイドルグループ「嵐」メンバー、二宮和也さん。俳優としても演技力の高さから、数々受賞しています。

デビュー作は1998年のドラマ「天城越え」。他にもドラマ「山田太郎ものがたり」や「流星の絆」、「フリーター、家を買う。」、映画では「プラチナデータ」、「GANTZ」シリーズなどに出演。

2006年には映画「硫黄島からの手紙」にて、ハリウッドデビューを果たしました。2013年は、単独初冠番組「ニノさん」が放送開始。

2015年の映画「母と暮せば」では、第39回 日本アカデミー賞 最優秀主演男優賞を受賞しています。

私生活では、2019年11月に結婚したことを発表しました。

 

二宮和也 演技で一番過酷だった仕事

2022年8月14日放送のTBS「日曜日の初耳学」では、人気企画「インタビュアー林修」にて、二宮和也さんに2週にわたり直撃しました。

二宮和也さんは、過去に3度も日本アカデミー賞受賞歴を持つ俳優でもあり、演技力は高評価。

「日曜日の初耳学」では、これまでの俳優人生で最も過酷だった仕事が、14歳の時に出演した「天城越え」であったことを明かしました。

これは1998年1月に、テレビドラマ「元旦特別企画・松本清張原作 天城越え」として放送され、二宮和也さんのデビュー作。峠で起きた殺人事件が描かれています。

ジャニーズJr.時代でまだ演技経験もないまま、いきなり主役に抜擢。演出家は、「3年B組金八先生」の大岡進さん。かなり厳しい方だったようです。

二宮和也:「大変厳しい方でした。僕、芝居ができないじゃないですか。芝居ができない時点でダメなんですよ。」

草鞋(わらじ)を履き、足の痛みに耐え、この山を越えられるか越えられないかと悩む地獄のシーン。

二宮和也:「一日でもできなかったんですよ。二日くらいかかったんですよ。」

主演の田中美佐子さんが衣装を着て撮影待ちするも、二宮和也さんにOKが降りず、時間が無くなり謝りに行くことに…

二宮和也:「“出来なかったから、今日終わってしまいましたって、おまえが言いに行ってこい“ って…パワハラですよね(笑)」

あの蜷川幸雄さんにも追いかけ回されるほど怒られたことがあるという二宮和也さん。それ以上に大岡進さんの方が怖かったとか。

二宮和也:「なんで、こんなに、何回も話をしたわけじゃない少年をここまで怒れるんだろうって思ってました。でも、今考えると、ここの辛さを超えないボーダーを持てたっていうのは、ありがたいですよね。」

実はこの厳しい指導の裏には、ジャニー喜多川さんのある考えがあったとのこと。

二宮和也:「でも、後に発覚したんですけど、ジャニーさんにお願いされてたと、大岡さんが。」

芝居も何もできない二宮和也さんに、「現場のルールや大人の中で働くマナーを叩きこんでやってくれ」と、ジャニー喜多川さんが大岡進さんに伝えたものだったようです。

二宮和也:「(それにしても) 考えられないくらい厳しかったです(笑)」

心の葛藤を演じるシーンは難しく、撮影に丸2日間もかかってしまったとのこと。

二宮和也さんは俳優業で過去に3回も丸坊主になっていまが、初めての丸坊主役の「天城越え」では、CDTVのリハーサルがあると聞き行ってみたところ、断髪式が突然行われて刈られてしまったそうです。

あげくの果て、「天城越え」を観たジャニー喜多川さんには「ヘタクソだよね」と言われてしまいました。

二宮和也:「褒めて伸ばすタイプじゃないと判断されたんですよね、きっと…」

しかし、ジャニー喜多川さんの目は鋭かったようです。この後、二宮和也さんの俳優人生は大きく変化。

 

二宮和也 演技力が高い理由

二宮和也さんの演技力は、共演者から高く評価されています。最近では 2022年8月11日、映画「TANG タング」の初日舞台挨拶で武田鉄矢さんが演技力を絶賛しました。

ドラマ「天城越え」での試練と経験から、今では世界的に有名な監督であるクリント・イーストウッドも絶賛する俳優に成長。

2022年8月14日放送のTBS「日曜日の初耳学」では、演技力の磨き方を明かしています。

Q. 努力したから向上した?

「色んな技術というよりも、この業界での生き方みたいなものを叩きこまれて、だいぶ変わったんだと思うんですよね~。」

磨いたというより、共演者やスタッフと作り上げていくうちに習得したとのこと。人間関係の変化の中で、演技力が上がったといいます。

「色んな可能性を探るっていうのは、当時はしてたかもしれないですね。」

撮影テストでは台本通り話すも、本番では全然違うことを言って、変わった空気感から展開させることも。相手もノッてくると、それはそれで味が出るお芝居になるんだとか。

こうしたコツは、演技の仕事を重ねていかないと習得できないもの。二宮和也さんはいまや、アイドルというより「演技派俳優」といった印象が強いですよね。

名だたる俳優や演出家を虜にする魅力がある二宮和也さん。蜷川幸雄さん、倉本聡さん、植福亭鶴瓶さんなど、業界の大物たちとタメ口で接しています。

演技力の高さは、この日常のコミュニケーション力で培われたようです。だからこそ、リアルな演技を発揮できるようになったのかもしれませんね。

 

二宮和也 嵐の活動が演技力に影響

2022年8月14日放送のTBS「日曜日の初耳学」では、ドラマ「天城越え」から映画「硫黄島からの手紙」までの9年の間に、「嵐」の活動で気づいた大事な考え方を告白。

二宮和也:「5人でどう見せるかって、ずっと考えてたんですよ。」

観客に対してプレゼンを考えていく中で、仕事として打ち出している時はエンジンがかからずにいたとのこと。しかし、ある時に考え方が変わったようです。

二宮和也:「 “こう見てもらえたら幸せだ“ って。俺らが楽しんでいる姿を見て、ちょっとでも面白いとか、なんかいい空気になるなっていう風に思えてもらえたらいいよねって (考えが) 変わった時に、うん、仕事の量が増えましたね。」

当時は、嵐メンバーでかなり話し合ったといいます。「これからどうする」など野望を語っているうちはうんともすんとも行かず、もがく時期でもあったとか。

「自分が楽しむ」という考え方になったことで、俳優の仕事も「嵐」の仕事も増え、磨きがかかっていったようです。

また、二宮和也さんは「嵐」が人気となったターニングポイントは、松本潤さんが出演したドラマ「花より男子」だったと話しました。

二宮和也:「花より男子の主題歌を歌わせてもらってから、本当にガラッと変わったんですけど、(ブレイクのきっかけとしては) 明確です!  でも驚きなのが、僕、そのドラマに出てないんですけど(笑)」

「売れるためには!?」と追及せず、力まず、自然体で取り組めたことが成功への鍵となったのかもしれません。

二宮和也さんはよく現場で、「いつスイッチ入れてるか分からない」と言われるそうです。

二宮和也:「僕、基本的に、(スイッチ) 切っていくタイプなので~」

この林先生との対話中も、ガンガンに切れている状態だと話しました(笑)

「嵐」がビッグスターになった理由は「自然体」。

そして、持って生まれた5人の人柄と性質が化学反応を起こして生まれたグループ。ひとりひとりの個性は素晴らしいものです。二宮和也さん含め、今後もメンバーのソロ活動に目が離せなません。

2022年、二宮和也さんは2年ぶりの主演作、映画「TANG タング」に出演。注目ですね!

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