平野レミさんが結婚した夫は和田誠さんといい、年の差は11歳年上で職業はイラストレーター。これまで子供が2人誕生している。
平野レミさんと夫・和田誠さんの馴れ初めは歌手として活動していたこと。亡き夫・和田誠さんの死因は誤嚥性肺炎だった。
レミおばさんからの豆知識よ~!2人で話すのは対談。3人で話すのは鼎談(ていだん)。4人以上で話すのが座談。ユーモアたっぷりに話すのが冗談。嫁ふたりと冗談&鼎談したから、今月の文藝春秋読んでちょうだい! pic.twitter.com/xVsz5aM7mp
— 平野レミ (@Remi_Hirano) September 15, 2016
平野レミ 結婚した夫は和田誠
平野レミさんが結婚した夫は和田誠 (わだ まこと)さんといい、年の差は11歳年上。職業はイラストレーターです。
多摩美術大学図案科(現:グラフィックデザイン学科)を卒業した後、広告デザイン会社「ライトパブリシティ」に入社。
1968年に独立し、1977年より「週刊文春」の表紙を担当しています。これまでイラストレーターのほかにも、グラフィックデザイナー、映画監督、エッセイ、作詞・作曲など幅広い分野で活躍しました。
- 1974年、講談社出版文化賞ブックデザイン部門受賞
- 1984年、映画「麻雀放浪記」を初監督。総数4本の監督を務める
- 1989年、ブルーリボン賞
- 1994年、菊池寛賞
- 1997年、毎日デザイン賞
- 2015年、日本漫画家協会賞特別賞
ほか、受賞多数。出版した書籍は200冊を超えます。
◆和田 誠(わだ まこと) プロフィール
出身地・大阪府大阪市
生年月日・1936年4月10日
学歴・東京都立千歳高校、多摩美術大学
【 著名な家族 】
和田精(父)、平野威馬雄(義父)、山本紫朗(伯父)、和田唱(長男)、上野樹里(長男の妻)、和田明日香(次男の妻) |
平野レミ 夫・和田誠との馴れ初め
平野レミさんは千葉県松戸市で育ち、東京都立上野高等学校に進学。その後に中退し、文化学院に入学しました。在学中にシャンソンを学び、シャンソン歌手としてデビュー。
すると、TBSラジオのディレクターから声がかかり、TBSのラジオ番組「キンキン・ケンケンのそれ行け!歌謡曲」に出演。番組内のコーナーで久米宏さんとコンビを組み、大活躍します。
この番組を観ていたイラストレーターの和田誠さんが平野レミさんに一目ぼれ。知人を介してデートに誘いました。
1972年、2人は出会ってから1週間後に結婚を決意し入籍しています。
平野レミさんはしばらく専業主婦をしていましたが、両親がグルメ好きということから「料理愛好家」としてテレビ番組に出演し始めました。
ユニークな発想の料理と明るく楽しいおしゃべりから大人気の料理家に! 見ていると、元気をもらいますよね。
平野レミ 夫・和田誠との結婚前~若い頃も美人~
TBSラジオ「キンキン・ケンケンのそれ行け!歌謡曲」では、スーパーマーケットなどから公開生放送するコーナー「ミュージック・キャラバン」を受け持っていました。
ジュークボックスの曲番号で、掛かる曲が男性歌手か女性歌手かを当てるゲーム。正解が分かるまでの間、平野レミさんが「男が出るか!女が出るか!」と叫ぶ場面が有名でした。
これを見ていた和田誠さん。麻雀仲間だった久米宏さんに紹介を頼んだそうです。しかし…
久米宏:「あの人は絶対やめた方がいいです。人生を棒に振りますよ。」
平野レミさんは若い頃から、自由奔放な仕事ぶりだったといいます。その後、和田誠さんはTBSのディレクターにも紹介を頼みますが「責任を持ちませんよ」と言われています。
そんな平野レミさん、若い頃からとても美人で可愛らしい雰囲気。さらに、歌声は透き通るような美声でした。
平野レミ 夫・和田誠を魅了した若い頃の歌声【動画】
2015年12月24日、平野レミさんは若い頃の歌声を自身のX (旧:Twitter) に添付。夫の和田誠さんもこの歌声に聞き惚れたようです。
これは、夫が作詞作曲をして、わたしが歌を唄った、夫婦合作のクリスマスソングです(絵も夫のもの。
曲の1番は、ゲストの中山千夏さんが唄っていただきました)。クリスマスには、思い出がいっぱいあります。なんせわたしは、こう見えて、クリスチャン。
クリスチャンだったことにも驚かされますね。動画の挿絵は夫・和田誠さん!平野レミさんの美声をみなさんもぜひ聴いてみてください。
あの早口の時の声とは全く違いますよ。
みんな、わたしのこと料理のおばさんだと思ってるでしょ?もともとはシャンソン歌手だったのよ。今日はクリスマス・ソングを届けるから、みんな聞いてちょうだいね!動画の挿絵は、うちの夫ですよー。https://t.co/3xwg6tsj8c
— 平野レミ (@Remi_Hirano) December 24, 2015
平野レミ 夫・和田誠の死因は誤えん性肺炎
2019年10月7日、平野レミさんの夫・和田誠さんは都内の病院で亡くなりました。死因は誤えん性肺炎とのこと。享年83歳でした。
通夜・告別式は近親者のみで執り行われ、後日お別れの会が営まれています。平野レミさんは当時72歳、11日に所属事務所を通じてコメントを発表しました。
「1年ほど前から体調を崩し自宅で療養していました。7月より都内の病院に入院していましたが、肺炎を患い、最後は家族みんなに見守られながら、安らかにお別れをしました。
肺炎を患ってからはご飯を食べられなかったので、和田さんが好きなご飯をたくさん作って、安らかな顔の横に置いてあげました。
最後の料理を作っている時はすごく幸せで、『私にとっての一番の幸せは、和田さんにご飯を作ることだったんだ』とあらためて気付きました。
47年間、私の料理を美味しい美味しいって食べてくれて、本当にありがとう。安らかにね」
◆誤嚥性肺炎 (ごえんせいはいえん)とは、食事時の誤嚥(飲食物や唾液、逆流した胃液が気管に入ってしまうこと)によって生じる肺炎のことです。
平野レミ 夫・和田誠の有名イラスト【画像】
亡くなった後、フジテレビ「ノンストップ!」では最愛の夫・和田誠さんが他界したことで、平野レミさんが47年間の結婚生活を振り返っています。
亡くなる1年ほど前から体調不良を訴えていた和田誠さん。番組ではこれまでの華やかな経歴を紹介しました。
幅広い分野のイラストを手掛け、日本のグラフィックデザイン界のトップとして活躍。その作品は見たことあるものばかりで有名です。
◇ たばこのハイライト (hi-lite) のパッケージ
◇ フジテレビで放送された、ゴールデン洋画劇場のオープニングアニメ
◇ ヒカリエの壁画面
◇ 週刊文春の表紙
上野樹里ちゃんに、和田家のレシピを教える「嫁姑クッキング」が、週刊文春に載ってまーす!平野も上野も、いまは和田なの。ややこしいわよね。原因をつくった夫の和田さんは、文春の表紙に「ナス」を描いてくれました~。 pic.twitter.com/y6PS8vz54x
— 平野レミ (@Remi_Hirano) November 24, 2016
さらに、レミパンの箱のパッケージも手掛けています。
平野レミ:「あれもタダ (無料) で、みんな描いたの!和田さんが!」
シンプルなイラストですが、ぬくもりを感じるものばかり。イラストだけでなく、1969年のピンキーとキラーズに楽曲提供もしているとのこと。
ショーの構成や演出も手掛けたそうです。1984年には映画「麻雀放浪記」の監督も務めました。様々な分野で才能を発揮。
人柄も温かく、いつもニコニコしているジャズ好きなお父さんだったといいます。そんな和田誠さんが亡くなった際は、家族みんなが深い悲しみに暮れたでしょう。
平野レミ 夫・和田誠の他界~上野樹里も追悼~
平野レミさんと夫・和田誠さんの間にはこれまで子供が2人誕生。長男は、バンド・TRICERATOPS(トライセラトップス) のボーカル、和田唱さんです。そしてその妻は女優の上野樹里さん。
次男は和田率さんといい元電通勤務で、現在は母・平野レミの料理サイト「remy」のクリエイティブ・ディレクターを務めています。
長男の和田唱さんは父・和田誠さんが他界した際、X (旧:Twitter) にて次のように明かしました。
「親父は映画を教えてくれた。ジャズを教えてくれた。ルールに縛られないこと、好きなものは好きでいいこと、自分がこうだと思ったら 貫くことを教えてくれた。お蔭で俺は幸せな人間だ。」
また、上野樹里さんもインスタグラムにてコメントしています。
「その優しいお人柄と寛大さに、いつも感動していました。
家族全員でお出かけしたり、ご飯を食べたり、いつも楽しくて、みんな明るくて、和田家に来てからずっと夢をみているようでした。
短い間だったけど娘のように接してくれて本当にうれしかったです。」
あの明るい平野レミさん以上に、和田誠さんは家族にとってムードメーカーだったのかもしれません。平野レミさんのユーモアあふれる料理の発想は、家族で囲む食卓と和田誠さんの人柄にあったようです。
和田誠さんは、平野レミさんの料理を一度も「まずい」と言ったことがなく、「ちょっとここが足りなかったかな」と優しい言い回しをし、ほめ上手でもあったとか。
そのおかげで料理の腕前が上がったといいます。
ユニークなレシピでみんなにパワーを与えている平野レミさん。自身は夫・和田誠さんにパワーをもらっていたようです。
◆長男・和田唱さんと上野樹里さんとの間に子供は…詳細はこちらからどうぞ ↓
平野レミ プロフィール
本名・和田レミ 旧姓:平野
生年月日・1947年3月21日
出身地・東京都台東区
血液型・O型
学歴・お茶の水女子大学
主に料理番組で活躍している平野レミさん。いつもテンションが高く、息つぎをどこでしているのか分からないほど早口なのが特徴。
楽しく明るいキャラクターから大人気になりました。バラエティー番組の料理コーナーでは欠かせない存在。1957年から放送されているNHK「きょうの料理」にも出演しています。
2007年、ディズニー映画「レミーのおいしいレストラン」の日本でのプロモーションでは「料理親善大使」に。
数々の書籍も出版しており、どれも大ヒット。エバラ食品の「横濱舶来亭カレーフレーク」や日清製油の「日清サラダクリーム」など、数々のCMにも出演しています。
2023年は「家事ヤロウ!!!」などに出演。